技術情報

アモルファス合金とは

アモルファスとは、結晶構造を持たない物質の状態のことを言います。
アモルファス合金は、原子の配列が結晶構造を持たない金属で、昭和45年に東北大学金属材料研究所(日本)で開発されました。
錆びる可能性はステンレスの100万分の1、強度は鉄の20倍ともいわれ、世界各国が新素材として注目し、開発競争を繰り広げてきたハイテク素材です。

アモルファス合金をリボン状に加工したもの
通常の金属

通常の金属

アモルファス合金

アモルファス合金

耐久性抜群のアモルファス合金

アモルファス合金は通常の金属のような欠陥やすべり面(結晶粒界)がないため、強度、耐食性、靭性(粘り強さ)に優れています。

アモルファスヒーターとは

アモルファス合金の三大特性は、高強度、高耐食性、高軟磁性です。
また、高い電気抵抗材料であることが大きな特徴です。(発熱効率がよい。)
この点に着目し、従来、実用化された物性は軟磁性だけであったアモルファス合金を、AHT(アドバンスト・ヒーティング・テクノロジーズ社)が、世界で初めてヒーターとして製品化しました。

アモルファスヒーター

AHTとは

床暖房・融雪の世界的リーダーとして世界50か国以上に販売ネットワークを構築する、高性能住宅の本場・欧州の定番メーカー。
高い安全性が評価され、エッフェル塔のオフィスエリアや、世界遺産ピサ大聖堂にも同社のアモルファスヒーターが導入されています。

ピサ大聖堂にアモルファスヒーターが敷設される様子

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AHT(アドバンスト・ヒーティング・テクノロジーズ)